カリグラフィーについて

カリグラフィー(Calligraphy)とはギリシャ語からの由来で、
”Cali”は美しい、”Graphin”は書くこと、書物を表し、”美しく書く”という意味です。西洋書道ともいわれます。
基本的なペンワーク、空間との調和、色彩の知識、歴史の理解が求められる文字芸術(Letter Arts)と言えます。
デジタルの時代においても2000年前から存在する文字を知ることで文字の理解を深められます。

現代のカリグラフィーの使用例
グリーティングカードグリーティングカード
(季節の挨拶・お祝い・
お礼など)
ウェルカムボード結婚式、パーティーなどの
ウェルカムボード・
招待状・賞状
アート・クラフトアート・クラフト
手芸の文字表現
フォント・ロゴフォント・ロゴ
(デザイン)

豆知識
knowledge

一番美しいとされる
トラヤヌスの碑文

歴史では2000年前から掘られた文字が残っており、最も美しいとされるのがトラヤヌスの碑文です。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

大学でカリグラフィーを学んだ
スティーブ・ジョブズ氏

スティーブ・ジョブズ氏が大学でカリグラフィーを学んだことでデジタルの世界に文字文化が反映されました。
スタンフォード大学での送辞のYou Tubeをご覧になって、カリグラフィーの存在を知った方も多いことでしょう。

世界的なカリグラファー
ヘルマン・ツァップ氏

世界的なカリグラファーでもあり、書体デザイナーヘルマン・ツァップ氏。2015年6月に96歳で亡くなられました。
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

カリグラフィーの父
エドワード・ジョンストン氏

19世紀の終わりに近代カリグラフィーを復興させ、カリグラフィーの父と言われています。
それぞれの書体を分析し、テキストにして初めてカリグラフィーの教則本をつくりました。

主な書体
font

ローマンキャピタル体・ゴシック体・イタリック体・カッパープレート体・ファウンデショーナル体など多数あります。
ぜひ、J-lafの動画ご覧ください。

道具
tools

ペン先写真

ペン先pens

先端が平らにカットされた金属製のペン先を専用のペン軸にとりつけます。
メーカーによって特徴があります。初心者の方に扱いやすいペン先としてアメリカのスピードボール社のペン先です。
写真A教室ではC-2(3mm幅)を最初に使用いたします。
ペン先はC-3(2mm幅),C-1(3.5mm幅)とペン先を変えて文字の高さをかえて学んでいきます。ポインテッドペンはカッパープレート体に使用します。写真B最近では万年筆型パイロット社のパラレルペンも使用することもあります。

インク写真

インクinks

最初はカラーインク 作品を制作する際には絵の具、ポスカラーなど使います。

筆写真

brush

筆で文字を書くこともできます。
その前にストロークの練習をかねてリボンやバラなどの植物を描きます。

用紙写真

paper

練習では表面が滑らかでペン先がひっかかりにくいもの、裏抜けしないことも大切です。 カード、作品では水彩紙が良いです。

その他others

筆洗い・下敷き(柔らかい皮)・キッチンペーパー・傾斜台(できればあった方が良い)