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カリグラフィー研修
コロナウィルスで大変な状況ですが、皆様は大丈夫でしょうか?
バタバタしながらもカリグラフィーの方は前進しております。
装飾に使う金箔を探してた際に空になったインク瓶が出てきたので
整理して少しだけのは小さい瓶にうつして・・・としながら
洗いだすとこんなことになりました。
手洗い・・でなく瓶洗いです。
何に再利用しましょうか・・と考えてみて
たくさんすることがあり、自重しました。
水曜日は120ワークプレイス神戸にて研修いたしました。
ナガサワ文具センター様のスタッフの方です。
かねてから話はあったんですが、ようやく始まりました。
まずはカリグラフィーのあるところ
歴史を辿りながら、文字に関して偉業をしてきた方を知ること
こちらは筆記具のメーカー
PARKERさん
筆記体で書かれてるものはミニレターです。
この文字は巨匠と言われるカリグラファーでもあり、書体デザイナーでもある
ヘルマン・ツァップ氏が手がけたフォントを使われてます。
FABER CASTELLはカリグラファーでもおられる奥様が手がけられたフォントです。
その右腕として存在されてるのが書体デザイナーの小林章さんです。
すごいですよね。日本語で世界に通じる書体が理解できるんですから。
文化というのは一人がやり遂げたことでなく、長い歴史の中で
それぞれが紡いできたものがあることです。
若いスタッフの方に伝授できることが嬉しく、
この話が今回の一番興味の湧いた話であると話してくれました。
それに関する本をこれだけ持って行きました。
カバンがパンパンになりました。
道具もいろいろ見てもらいました。
最後の30分はカリグラフィーのペンで実際に線を書きました。
ミッチェル、スピードボール、ブラウゼ、書き味が全然違うことを体験していただきました。
感覚で感じることを大事にしてほしいのです。
それぞれ違うのです。
どんなことがしたいのか、どんな文字が書きたいのか
本来はそんなことで選びます。
万年筆もヨーロッパと日本では書く文字が違うので違うはずですね。
文字に大きく関係してくることを実感していただき
お客様により良い対応ができることを目指して欲しいです。